未成年者は自動車の所有者になれるのか?

未成年者の車

オートバイ(軽二輪・小型二輪・原付)・軽自動車は、未成年者でも所有者として登録することができます。 それらは法律で、財産として保障されていないためです。
住民票と実印は必要になります。

普通自動車は法律で財産として保障されており、未成年者は通常では所有者登録ができません。 しかし、一定の条件をクリアすれば所有者登録することができます。

一つ目は、未成年者でも結婚をすると「成年擬制」と法律で言われる、成人者として扱われる所有者になれます。
未成年者が売買を単独で出来ないように制限をかけているのは、まだ経験が浅く正しい判断が出来ないためです。
しかし結婚をするという判断行為で、「判断能力を有している」と成人扱いされます。 成年擬制は成人扱いなので、結婚をしている証明として、戸籍謄本などを用意すれば自動車登録がすることができます。

二つ目は、法定代理人の同意書を添付すれば所有者登録ができます。
民法5条1項でも『未成年者が法律行為を行うには、原則として法定代理人の同意を得なければならない』と定められています。
近畿運輸局のHPに、「同意書(未成年の登録)」がダウンロードできます。
そして、親権者を確認できる以下の書類が必要となります。

未成年者が所有者だと、車を手放すときにも親権者の同意書が必要になります。
車を手放すときに、成人になっていれば自らのみで手放すことができます。
なぜ親権者の同意が必要なのかというと、民法5条2項で『未成年者が法定代理人の同意を得ないでした法律行為は、取り消すことができる』と定められているためです。
民法120条1項で『取り消すことができる者(取消権者)は、未成年者本人(とその承継人)およびその代理人である』と定められており、未成年者は財産性のあるものを売買すると、その行為自体を取り消すことができてしまいます。
弱者救済の観念ですね。
しかし販売店としては売買後に取り消されたら困りますので、法定代理人の同意は求めます。


親が「所有者」、未成年者が「使用者」のパターン

所有者にこだわらなければ、親に所有者になってもらい、使用者を未成年者にするということも考慮してみてはいかがでしょうか。
未成年者が所有者になる場合、親権者の書類を集めるのが面倒になります。
未成年者が所有者だったとしても、何かしらトラブルになった場合の責任は親権者になります。
未成年者が、所有者になる意味はあまりないのです。


駐車場の契約者以外で車庫証明を取得できるのか?

子供が車を買いたいなど、駐車場の契約者と車の使用者が違う場合は車庫証明を取得できるのでしょうか?
他人所有の土地の場合、管理会社や大家さんに保管場所使用承諾証明書を発行してもらいます。
管理会社や大家さんが、契約者以外の方に駐車場の使用を了承してくれることが、まずは必要です。

保管場所使用承諾証明書

保管場所の使用者欄に車の使用者を記入し、保管場所の契約者欄に駐車場の契約者を記入します。 そして、使用者と契約者の関係を記入する欄もあります。

ただし親族でない単なる同居人が、車の使用者になれるのかというか難しいかと思われます。
同居人の「使用の本拠の位置」と駐車場が離れていると、「車庫飛ばし」の対象になってしまい警察も納得しないでしょう。
同居人も同じ住所に住みように手続きをし、印鑑証明書を移しておけばクリアできるかと思われます。






当事務所の姉妹サイト

遺言・相続のご相談、お手続きはこちらです。
http://yumetas.bona.jp/
特殊車両通行許可申請・古物商許可申請はこちらです。
http://yumetas.sakura.ne.jp/
日常のブログはこちらです。
https://ameblo.jp/ho-6/

ページのトップへ戻る